seki 中島 世期 karada-fan’s blog

いつもは執筆。時々asobi基地のボランティアや取材。で、そのついでにGoogleマップ ローカルガイドをしています。

ロングセラーのリサーチ:廃らない名作の「3つの法則」

小説を書くのは初心者だけど…。商品企画や新規事業の立ち上げの仕事でリサーチは基本。癖になっているので調べるのは苦にならないし、得意!

著作活動を始める前に最近のトレンドはどうなっているのだろうか?と300近い、ここ10年内のアジア(主に日本、韓国、中国)とアメリカを中心とした、小説・ドラマ・動画・映画・漫画を調べた。

■ロングセラー「3つの法則」

トレンドはよくわからなかったが、思いがけず見つけた「3つの法則」

話題になり5年以上たってもその勢いが衰えず、評価の高い物は、下記の法則に当てはまっていた。(多分、業界では、すでにこんな分析は当たり前に出来ているのだろうけれど…)

■法則1:登場人物数と目線

主要登場人物は8~18人前後、そしてその中で「誰」の目線で物語が描かれているかが明確。

■法則2:冒頭又は1話目で出て来る登場人物

  • ①物語を変化させ誘導する者(人じゃない場合もある)
  • ②解決していく者(基本は主人公だが、そうでない場合もある)
  • ③準主人公(翻弄される者)
  • ④ラスボス(複数の場合もある)

■法則3:登場人物の役割目的と%数

  • ⑤ラスボスの影響を受け動く者【全登場人物との割合:20%以内か一番少ない%である事】
  • ⑥ラスボスに疑問を持つ者【全登場人物との割合:10%~30%】
  • ⑦事情を知ってる協力者【全登場人物との割合:10%~30%】
  • ⑧事を起こさずどこまでも善良な者【全登場人物との割合:30%以上】
  • ⑨秘密を持つ者【多ければ多いほど、複雑なストーリー展開になる】
  • ⑩問題を起こす者【人数はあまり関係なく、問題を起こす数によって、ストーリー展開に厚みが出て来る】

一人がここに挙げた役割目的をいくつも持つ場合がある。

〇その他の要素

  • 準主人公が巻き込まれる主人公の問題・原因がある。
  • 主人公か準主人公に変身・別名・経済状態・環境などの変化が起こる。
  • 男女・主従・友人などのトライアングル関係が存在する。

■法則を使って書いてみると?

法則がある事によって思考回路が整理されて、キャラクターや物語の進行設定が楽になり、評価もそこそこいただいた。凡人で小説ど素人でもここまで書ける。才能がある人ならもっといいものを書き上げることが出来るだろう。

kakuyomu.jp

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■■パイロット調査

調べた母数は統計数としては有効かもしれないけれど「廃らない名作の基準」及びリサーチ力には偏りがあるために、企業で行うパイロット調査的な位置づけくらいに考えて欲しい。

※参考までに下記は「廃らない名作の基準」として選んだものの一例

韓国の作家 チョン・ウングォル氏 정・은궐 씨 「太陽に抱く月」

2005年出版は上記の法則にすべて当てはまっている。ドラマ化されたこの作品は、どの動画サイトでも見る事が出来る。定番であり、いまだにストーリー展開に古さを感じない。廃らない名作とはいかなくても、ヒットしている中華ファンタジードラマ・韓流ドラマにこの法則に近いものが多く使われているようだ。

「web小説アナリスト」

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

あけましておめでとうございます。

◆2022年 文学賞

無茶を承知で文学賞に挑戦しました。

15年前から執筆の準備をしていたので、現代版に変更をかけながら、必死に応募しました。

◆2023年「web小説アナリスト」って職業はあるの?その必要性

web小説サイトの比較、検証のために、同じ小説を各サイトに同時投函いたしました。

NOVELDAYSは、他サイトに比べて読者数やビュー数が2桁違いました。

note.com

■各サイト!進化途中

◆2022年末~2023年初めまで

kakuyomu.jp

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「広告収入で成り立っているサイト運営会社的には間違っていないのだろうが…」

「力のある人は文学賞に応募をすればいいだけの話なのだけど…」

12月1日に参戦して、1か月、前半戦を終了したところで、色々と思うところは多かったのですが、裏をかえせば、まだ進化途中であるという事ですよね。

それを変えていくのは、作家さんと読者さんなんだろうと痛感しました。

 「web小説のアナリスト」というカテゴリー

その専門サイトが出来れば、それにこしたことはないし、読み専門の人達へのメリットにもなるのではないのでしょうか?

最近このブログで「web小説アナリスト」が出来ないか検討を始めました。

実行するにはまず、問題の洗い出しや評価基準が必要です。しかし、現時点のキャリアでは、問題点は洗いだせても、しっかり評論が出来る「web小説アナリスト」を名乗るにはいささか力不足です。

関連してあるのは、校正のキャリアだけ…。まずはそれを活かして考えてみようかと、新年早々、お雑煮を食べながら、うつらうつらと考えております。

さて、来年の今頃はどうなっているのやら"(-""-)"

不束者ではありますが、本年もご指導、ご鞭撻をどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

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唸った映画「昼顔」

FODで観たい!人気作品から選ぶ私のおすすめ

小生が映画の「昼顔」を見たと知った、専業主婦の知人が「聞きたくない!見たくない!知りたくない」と拒絶反応。

だったら、聞かなければいいのに「ねえ、どんな映画?」と話かけてくる。

話そうとすると「いや!やっぱりやめる」そんな押し問答をしてしまう題材「不倫」

映画「昼顔」の題材に、嫌悪と同時に憧れを誰でも持つのだろう。

結局

【思わず、唸っちゃった。俳優さん達が素晴らしい。いやらしさは感じなかったよ】

彼女に伝えたのはその言葉だけ。

1ケ月後に会った彼女は「昼顔を見たよ!」とえらく感激しながら報告をし「あの場面が…」「それで…」と話し続けていた。

彼女の反応に、この映画にはへたな解説は不要なんだと思った。

この作品が見れるサイトFODプレミアム:フジテレビ公式動画配信サービス

小生も、今でも動画サイトに題名を見つけると、また必ず見てしまう。

数多くの作品を見て来たが、最初に見た時に、思わず唸った作品はほんのわずかだ。

どうして唸ったのか、あなたも実際に見てジャッジをしてみてください。

使い捨てカイロみたいや~ 暖かい~

一人前の冬暖房!

パソコン
 ◆電熱グローブ 指無し加熱手袋USB 給電

パソコンを前に執筆作業をしていると、マウスを持つ右手だけが冷えていく。そこで指なしの電源グローブを購入しました。

この商品、電熱本体が取り外せます。

電熱本体を100均の手袋に着ければ、手のひらと甲と自在に暖められた。

使っていると、手のひらに汗をかくので、洗い替え用に100均の手袋を購入しました。

上記の指先のカバーがついているものは、直接、電源本体を触らずに手を暖められる!

そのまま甲と手のひらと自在に変えられるので重宝をしています。

USB電源なので、作業していない時は、使い捨てカイロのようにポケットに入れています。

電源本体だけの販売があれば、いいな~。

結構、利用価値が高いかも…。

ただ、乱暴に取り扱うと断線しやすい。

火山の噴火!空港閉鎖が解かれた最初の便に搭乗した。 機内では、楽観視できない状況である事がささやかれ、11時間以上ものあいだ 不思議な静寂に包まれていた。

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

古い話ですが…。

化学物質過敏症関連のwebサイトの取材のためにドイツの施設を取材する事になった時の出来事。

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2010年 半年以上前から計画を立て日程を決めたドイツ取材だった。出発当日、搭乗窓口で

エイヤフィヤトラヨークトル火山が爆発した」

「目的地に到着が出来ない可能性があるが、それでもいいか?」

と念押しされて、空港閉鎖になる最後の便に搭乗した。着陸30分前に到着地が変更になり鉄道を乗り継いでほぼ半日かけ、真夜中に目的地へ、日程通りにドイツ取材を終えた。

帰国当日、偶然にも空港閉鎖が解かれる可能性があると聞いて電話で事前に問い合わせをしたところ

「待っている人が大勢いるから予約した飛行機に乗る事は難しい。今日はあきらめて欲しい」と言われたがとりあえず空港に向かう。

閉鎖された空港は、人、荷物、毛布、飲料水で埋め尽くされていた。

色々な肌の人。ありとあらゆる言葉の渦。混乱が生じている風景に気を取られ、搭乗窓口で茫然としている自分に、空港スタッフが声をかけてきた。約したチケットを見せた。

「落ちる可能性がいつもより高いが、いいか?」と念押しされた上で

「この便なら、もしかしたら予約したチケットで乗れるかもしれないから、搭乗手続きをして荷物を預けて待て」指示された。

すでにその時は、正確な判断が出来ない状態だったのだと思う。

長い間、待つこともなく、言われるまま搭乗チケットを変更せずに、空港閉鎖が解かれた最初の便に搭乗した。

機内では、楽観視できない状況である事がささやかれ、11時間以上ものあいだ不思議な静寂に包まれていた。大きな経済打撃があるほどの災害だとドイツ国内では報道されていたものの、さほど不安を感じていなかったはずなのに、成田の到着ロビーに着き、携帯電話の電源を入れたとたんに全身から力が抜けて震えだし、座り込んでひとり大泣きしてしまった。

フランクフルト空港で寝泊まりする事もなく、偶然にも予約チケットを変更せず日程通りに帰って来れた。多くの邦人に助けてもらったが一人でしんどかった…。

jp.quora.com

木組みの家

下記、その取材記事をupしている「からだふぁんのサイト」です。

karada-fan.com

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メリークリスマス!そう、今日はクリスマスですね。だから、恐怖の「ホワイトアウト」クリスマスイブのお話をしましょう。

題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

小生 クリスマスイブになると思い出す出来事があります。

■霊ろ刻(ちろこく)物語:うぶすな神の婿

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この物語の舞台(取材地)は、今のこの時期、平均-7℃!ホワイトアウトが頻繁に起こります。

小生、未熟なので、実際に、軽自動車ごと、数十メートの距離をホワイトアウトに持っていかれ、助け出された経験があります。

車のドアや窓を開けると、余計にホワイトアウトに持って行かれるので、開けられない。真っ白で周囲がどうなっているのかも、まったくわからない。山の中で携帯も繋がらない。

「音のない轟音ってわかりますか?」
車の中で、音は聞こえないのに、ホワイトアウトの白い轟音が見えるのです。そう、蟻が踏みつぶされるように、成すすべもなく、ズルッ ズルッ と車が動く。
独り、運転席でハンドルを握りしめ、時々止まるフロントガラスのワイパーだけを見つめ、ただ、その白い轟音に飲み込まれ、息の根を止められるその瞬間を待つ。

恐怖のクリスマスイブはどんな記憶より鮮明です。

地球の自然が牙をむくと、ほんとうに恐ろしい。その生きた心地のしない経験は、この物語全体のテーマとなり、ホワイトアウトは「第14話 目覚めの章」でキーワードのひとつになりました。

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ホワイトアウトで生死の境を経験した小生はそれ以来、スタッドレスタイヤに変えるとシャベルと牽引ロープ、防寒用長靴、厚手の防寒用コート、手袋などを車に積む。

大雪の情報が流れている、今年の冬は寒さが厳しいのかな?雪になれていない地域の方は、お気をつけて!

■目指せ!カクヨム登録ユーザー100万人突破キャンペーン2023年2月7日まで実施中

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自分にしか書けない物語

■作家を目指す、初心者の私も

いつも、ストーリーを考える時、他に似通ったものはないか?

自分にしか書けない物語なのか?と自問自答する。

監督の麻王氏が実家で実際に起きた裁判「横浜・副流煙裁判」をもとに脚本を起こし「受動喫煙 」をテーマに制作した映画が2022年12月27日まで下記にて公開!されていた。

窓MADO(2022)

 映画 [窓]MADO 作品紹介 | 池袋HUMAXシネマズ ヒューマックスシネマ HUMAX CINEMA l 映画館 (humax-cinema.co.jp)

作家なら「自分にしか書けない物語」を書きたいと願う。この映画は、まさに監督の麻王氏だけにしか許されない物語。

■商業化に適さない題材

いくら、自分にしか書けない物語でも、それがすべて、商業ベースに乗る訳ではない。

以前に、自身の病気の話を主治医と原稿にまとめたところ、ある大手出版社から発刊の話が舞い込んだ。しかし、出版の条件として、利害が関与される部分を抑え、家族の話を読者の心に響くような書き方に修正するように要求があった。修正をするのは簡単だったがただでさえ、親の病気に心を痛めている子供たちをさらし者にすることが出来ずに「化学物質過敏症を乗り越えて」を2011年に自費出版に切り替えて、第2刷まで発行した事を思い出した。

■未来がジャッチするノンフィクション

上記の本を発行すると聞き、ただ一人「利害関係の恐ろしさを知らないのか?」と強烈に出版を反対した人がいた。

自身も仕事で数々の修羅場を踏んだ経験があったので、そのことは当初から危惧していた。その件は原稿を書きながら医師と話し合っていた。そして、その本を発行するために、何も言わずに家族と別れひとりになった。

実際に周囲から色々と言われ、弊害はあった。

本当は数年でこの病気の治療薬ができ「出版なんて、馬鹿な事をした」と笑い話になるはずだったが2022年の現時点でも、当時と現状は変わらず現在も患者は増え続けている。

自費出版は儲からない

広告宣伝費をかけない自費出版は、通常であれば必ずマイナスになるであろう。

しかし、自身の書籍は冊子デザインから製本まで、医療や仕事の関係の友人知人たちが、協力してくれて実費または格安で請け負ってくれた。おかげでプラスにはならなかったがマイナスにもならなかった。

私が出版した時に、多くの人から「どうやったら本を出版してお金が儲かるか?」

と質問された。

人が面白がるネタを入れれば、それも可能であったのかもしれないが、病気で苦しんでいる人たちの気持ちを考えれば、面白ネタにするわけにいかなかった。

主旨を曲げずに頓挫しないためには、多くの人の手助け、支援者が必要なのだ。

■苦しい受動喫煙:監督の麻王氏を称賛したい

エンターテイメント性の強いものでも、メッセージを伝えられるが、実際に起きたことをベースにした話は別次元だ。受動喫煙者の苦痛は本当に甚大だ。

直接的にこの話題を手掛けた勇気、私たちが真実を知る機会を作ってくれた麻王氏を評価したい。題材と仕立て方など、作家業の人はきっと興味があるだろう。

そして、受動喫煙と無関係の人もベールに包まれた、私たちが置かれている環境を、知ることが出来る映画だ。

今後も色々なところで、上映を期待したい。

 

■霊ろ刻(ちろこく)物語:うぶすな神の婿

霊ろ刻(ちろこく)物語:うぶすな神の婿(seki 中島 世期(なかじま せき)) - カクヨム (kakuyomu.jp)

■目指せ!カクヨム登録ユーザー100万人突破キャンペーン2023年2月7日まで実施中

「目指せ! カクヨム登録ユーザー100万人突破キャンペーン」開催! - カクヨムからのお知らせ (kakuyomu.jp)